ブラックジャック(Blackjack)は、カジノゲームの中で最も人気のあるテーブルゲームです。海外のカジノでも、オンラインカジノでもとても人気があります。ブラックジャックのルールもシンプルで、ディーラーが自分とプレイヤーにカードを配り、手札の合計数が「21」に近い方が勝ちというゲームです。このようにルール自体は簡単ですが、どれだけ波を読むことができるかで勝敗が分かれる奥深いゲームでもあります。
ブラックジャックで使われる用語
ヒット
ヒットとはカードをもう1枚引く時に使用する用語です。より21に近い数字とするために使用し、バーストするまで何度でも使用することが可能となります。
スタンド
スタンドはカードを引くことをやめて、配られている手札で勝負することを決める用語です。カードの合計が21に近くなり、バーストする可能性が高いときに使用します。
バースト
バーストとはヒットして配られたカードの合計が22以上になってしまい、負けが決定するときに使う用語です。
ダブルダウン
ダブルダウンとは賭け金を倍賭けし、大きな勝利金を得るため使用する戦略です。3枚目のカードを引くタイミングで宣言することができ、3枚目のカードが何であれ、引いた段階でディーラーと勝負することが決定します。最初に配られるカードの合計が11や10だった場合、『10~K』が来ると21に限りなく近づく数字になることから、強気の攻めをする際に使用されます。
スプリット
スプリットは、最初に配られた2枚のカードが同じ点数だった場合に使用できるルールです。1枚ずつの手札に分け、2つの手札で勝利を狙う戦略です。ダブルダウン同様3枚目を引くタイミングで宣言することができ、それぞれ2枚目のカードを引いてゲームを再スタートすることが可能です。2枚に分けることで、2つの手札でブラックジャックを狙うことが可能となります。スプリットをするとハンドを2つに分割し、それぞれのハンドに対して追加のカードを引くことができます。(ただし、分割した2つ目のハンドにも同額の賭け金が必要。)
サレンダー
サレンダーとは、最初に配られた2枚のカードの時点で、プレイヤーが自ら負けを認めることを言います。サレンダーした場合には、ゲームに賭けた金額の半分が戻ってきます。
インシュランス
ディーラー側に配られた1枚目のカードが「A」だった場合、ディーラーがブラックジャックになるかどうかに対して、最初の賭け金の半額で保険として賭けをすることができます。インシュランスが的中すると、インシュランスに賭けた2倍の配当を獲得することができます。なお、ディーラーがブラックジャックではない場合、インシュランスの賭け金は没収となりますが、ゲームは続行します。
カードの数え方
- 2から10までのカード: そのまま数えます。
- J、Q、Kなどの絵札: 10としてカウントします。
- A(エース): 1、または11としてどちらかを状況によって数えます。
ブラックジャックのルールと流れ
配られたカードの合計点数が21点を越さずに、21点により近いハンド(役)を作った方が勝ちとなります。
ブラックジャックの目的はディーラーに勝つことなので、ディーラーよりも21に近いハンドを作り上げることが勝利へと繋がります。21点を超えてしまった場合はバーストとなり、負けが確定されます。ディーラーとプレイヤーの双方がバーストしてしまった場合は、ディーラーの勝ちとなります。
また、プレイヤーの3枚以上のカードでのハンド「21(ブラックジャック)」は、2枚のカードのハンド「21(ブラックジャック)」よりも弱いため、3枚以上で21となっても、ディーラーが2枚のカードで21を出してしまった場合、こちらの負けとなります。
ディーラーとプレイヤーのハンドが同じ点数だった場合は、引き分けとなります。ブラックジャックにおける勝ちとは、配られたカードの合計が21を越さずに、かつ21により近いハンド(役)を作ったプレイヤーまたはディーラーが勝ちます。
ブラックジャックの流れ
- 賭けたい金額のチップを置きます。複数ヶ所ベットできる場合は好きな場所、ハンド数に。
- ディール(Deal)ボタンを押します。
- 自分のハンドが2枚表に、ディーラーのハンドは1枚表になった状態で配られます。
- ここでディーラーのカードと自分のカードを見て、ヒット(1枚もらう)か、スタンド(そのまま)かを決めます。
状況を見て他のアクション(インシュランス、スプリットなど)も選択できます。 - 自分が止めたい(スタンドしたい)ハンドになるまでヒットします。もしくはバーストします。
- バーストしたらそのまま終わりですが、スタンドした場合はディーラーのハンドがあけられ、ディーラーはルールに従ってヒットまたはスタンドしていきます。最後、ディーラーがスタントまたはバーストした時点で勝負が決まります。
- 結果に基づいて配当が行われます。
勝ちのパターン
ディーラーがバーストする
ディーラーが21を超えてしまう場合です。実はこれが一番多いです。
BlackJackを引く
ブラックジャックは2枚のカードのみで21を出すことで、これは3枚で出来た21よりも強いです。
ディーラーより大きな数字を出す
21を超えずに、かつディーラーがバーストしない場合、ディーラーより大きな数字を出さないと勝てません。
負けのパターン
バーストする
バースト(カードの合計が21以上になってしまう)すると負けです。ディーラーとプレイヤーの双方がバーストになると、プレイヤーの負けとなります。
ディーラーがブラックジャックを引く
勝ちの部分でもあげましたが、ディーラーがBJを引いてしまうと、2枚で21となり、3枚で21を作っても即座に負けてしまいます。
引き分けのパターン
引き分けは、双方の数字が同じ場合
ディーラーとプレイヤーのハンドの数字が同じだった場合、引き分け(プッシュ)となり、掛け金は返金されます。
ディーラーのルール
17」以上になるまでヒット
ディーラーは自分の手持ちのカードの合計数が「17」以上になるまでヒットし続けなければいけません。
「17」以上になったらスタンド
ディーラーは自分の手持ちのカードの合計数が「17」以上になったらスタンドしなければいけません。
ディーラーのルールを把握し、ディーラーのアップカードを確認しながら勝負をすることで、勝率も格段に上げることができます。